2010/10/13

告白


「愛美は死にました。しかし事故ではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」

我が子を校内で亡くした中学校の女性教師による
ホームルームでの告白から、この物語は始まる。
語り手が
「級友」「犯人」「犯人の家族」
と次々と変わり、
次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく、
衝撃的なラストを巡り物議を醸した。


少し前映画にもなり話題になった小説。

読んだ友人が口々に結構重いよ、とか、読んで辛くなったとか、

かなり面白かったとか、

またまた期待度が上がってしまった

正直、まあまあ面白かったが、

それほどワタクシは重いとは思わなかった

教師が生徒に復讐するというようなお話なのだろうな

とは思ってたし、

読んでいくと薄々気づいてしまったり、


子供を殺されて、どうやって復讐してやろうと考えた

この教師は、精神的苦痛から追い込んでいく形をとったのよね


警察に突き出すのではなく。

まだまだ少年法は甘いからね




子供を殺した中学生もなんとも幼稚で単純。

動機も呆れるほど(わかっちゃったケド)

殺人に対しての重みなんてわかっちゃいない



語り手が変わる度、真実が歪められていき

事実はどこへ?

誰が一番正直に話してるのか?と

少し悩む。


子供を殺された女教師も、

殺された割には淡々としすぎてる


いくら復讐に向かっているとは言っても

幼い我が子を殺害されたのならもう少し

母親の面も欲しかったかな


毎度の酷評スイマセン!

重たいとかって過去に読んでる作品とかで

人によってだいぶ違いますよね??



告白 湊かなえ 

★★★☆










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2 件のコメント:

  1. とうとう読まれましたか~!
    りおらさんらしい感想だなぁと思いました^^

    最近、語り手を変える事によって、物語を複雑化する本が目につきますね~。
    結局何だったんだ!?って、思うんだけど、現実世界もこんなものなのかな~なんて思ったり。

    私も、読んでも重く感じなかったんですよ。
    殺人の描写がライトだったせいだったんでしょうね。

    女性のヒステリックな雰囲気が全編で感じられて、読み終わった後、ギスギスした嫌な感じがしましたねぇ。。

    話の運びは、退屈しなくて面白いけど、良い本だったか聞かれたら、YESじゃないなぁ。。。

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  2. B.Bさん、
    そういえば、ベーママさんも読んでましたよね~!
    そうそう、期待が大きかったせいか、いまひとつというのが
    最近多いです・・・
    若者向けに描かれているのでしょうかね~??
    殺人のお話な割にはかなりライトですよね?
    女教師の淡々とした表現がいまいちだったのかも
    あっという間に読める作品ではありますがね!

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