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2014/09/18

祈りの幕が下りる時 東野 圭吾 ★★★




























悲劇なんかじゃない これがわたしの人生。
極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。
夢見た舞台を実現させた女性演出家。
彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。
数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが・・・。


冒頭、ある女性が加賀さんのお母さんと分かった時の感動ったらなかったのに。。。

思わず、はー!!!って声上げ、夫が何事かと振り返るくらいだったのに。。。

読了後は。。。う~ん、、、残念。という感想でした。わたくしは。

お話自体はすごくミステリーだし面白いんだけど。もうね、圭吾たんに関してはほぼ全てくらい読破してるのでね

ハードル上げ気味なのです。

女性演出家と父との関係はそれは流石に泣いたわよ。12か所の橋の意味が解明したときはそりゃ泣くわ

こんな人生もあるのかと。


こうやって日々小説や映画を見てるとどれだけ自分が幸せなのかって身に沁みる。

フィクションだけど、現実にこんな人生送ってる人だってひとりやふたりいたって不思議じゃないもんね。

2014/09/05

私の男 桜庭一樹 ★★★






















落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男・淳悟は、腐野花の養父。
孤児となった十歳の花を、若い淳悟が引き取り、親子となった。
そして、物語は、アルバムを逆から捲るように、花の結婚から二人の過去へと遡る。
内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌を圧倒的な筆力で描く第138回直木賞受賞作。


先刻映画を鑑賞し、個人的にはそれほどでもなかったのだが
原作を確認してみないことには気が収まらない症候群になっており、
取り敢えず読了。

モスクワ映画祭?かなんかで浅野忠信、主演男優賞とかもらってたケド。。
ただ、キャストとしてはピッタリだったがね。


小説のがまだよいかな。。。
どうして映画は過去へと遡るこの小説のように作り上げなかったのだろ。。?
このほうがまだ理解できるが、それでもわたくしは感情移入などできない物語ではある。

一番大切な幼少期の描写が映画はまるでない。
だからただの近親相姦的な映画に終わってしまってるんだよね。

ただ、幼少期のここは。。。映像不可だものね。。演技でも子どもにはやらせられない。
でもここが一番重要。ココ抜きではこのお話は考えられない。
小説と映画での私の男の捉え方が違ってるし、小説読んで気づいたが
二階堂ふみちゃんキャストだとやはり灰汁が強すぎるかもしれんな~

つまり、映画にはしてはいけない作品てことかな。。

歪みきった父娘の愛情なのだが終始冷めた目で読み進めた作品であるし、
やっぱりこの作家さんわたしにとってはいまひとつなんだよね。
2作しか読んでなくてなんだけど。





2014/08/18

夢幻花 東野圭吾 ★★★☆

黄色いアサガオだけは追いかけるな—。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる。


あらゆる点がひとつの線に繋がった時、
ほぉ~っそゆことか、と
合点した。
ちとばかり、無理矢理繋げた点もあったが。。

人工的に作られる花も珍しくないのかもしれない
しかし黄色アサガオなんて全く気づかなかった
しかも身を滅ぼす花なんて。。

主人公は自分の学んでいた事について進む道を思い悩んでいた時
この黄色アサガオと出会い、
それを取り巻く人間たちが背負っている負の遺産がある事を知り
原発という負の遺産を
自分が引き受けたっていいじゃないかと最後に決断する。

原発がゼロになっても原発自体が消えて無くなるわけじゃない。
放置しておけば勝手に廃炉になるというわけじゃない。
この国は、もう原発から逃れられないんだ。
そういう選択を何十年も前に済ませてしまっているんだ。
放っておけば消えて無くなるなら、そのままにしておけばいい。
でもそうならないのなら、誰かが引き受けるしかない。
それが俺であったって構わないだろ。

最後に語った一節が記憶に残った。

2014/08/01

そこのみにて光輝く 佐藤 泰志 ★★


北の夏、海辺の街で男はバラックにすむ女に出会った。
二人がひきうけなければならない試練とは—
にがさと痛みの彼方に生の輝きをみつめつづけながら生き急いだ
作家・佐藤泰志がのこした唯一の長篇小説にして代表作。
青春の夢と残酷を結晶させた伝説的名作が二〇年をへて甦る。

正直、原作より映画の脚本のがイイっての初めてかも知れない。。
かなり脚本でアレンジしてあったのだなと
小説との良い意味でのギャップを感じた。

原作より、映画から受ける
そこのみにて光り輝く
というこのステキなフレーズが
わたしには響いたかな

因みに二作目のタイトルにも惹かれた

滴る陽のしずくにも

タイトルだけはかなりグッとくる作家さんだ


2014/07/22

ようこそ、わが家へ 池井戸潤 ★★★



真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、
ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。
すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。
花壇は踏み荒らされ、
郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。
さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。
執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、
一家はストーカーとの対決を決意する。
一方、出向先のナカノ電子部品でも、
倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから
窮地へと追い込まれていく。

企業モノのイメージが定着してるが
今回はストーカーとの対決プラス企業の癒着的な話しを織り交ぜながらの展開なので
それ程難しくなく読破できた。
特に企業モノは専門的な話しになると難しかったりするが、
今回は単純明快な不正であり、笑
いつになく直ぐ読み終えた。

2014/06/19

疾風ロンド 東野圭吾 ★★★


強力な生物兵器を雪山に埋めた。
雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。
場所を知りたければ3億円を支払え—
そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。
上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、
息子と共に、とあるスキー場に向かった。
頼みの綱は目印のテディベア。
だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。


以前、白銀ジャックが、
いきなり文庫で駄作だったので
期待せず臨んだ今回の文庫書き下ろし。

いつもの圭吾たんよりも娯楽感が強く
更に読みやすい小説となっていた。
まさかアシスタントが書いたとかじゃないよね?笑
ミステリーが読みたいってなると
ちょっと物足りない感も否めないが。。

2014/05/27

純平、考え直せ 奥田英朗 ★★☆


坂本純平、21歳。埼玉県東松山市出身。
新宿・歌舞伎町のチンピラにしてみんなの人気者。
心酔する兄貴分の命令は何でも聞くし、
しゃべり方の真似もする。女はちょっと苦手だが、
困っている人を見るとほうっておけない。
そんなアナクロな純平が組長から受けた指令、
それは鉄砲玉(暗殺)。
決行までの三日間、
自由時間を与えられた純平は羽を伸ばし、
さまざまな人たちと出会う。
しかしその間、携帯サイトではなんと「純平」に関するスレッドが立ち、
ふらちな書き込み合戦が白熱していく──。


ヤクザがこれから鉄砲玉になるって矢先、
2ちゃんみたいな掲示板に行きずりの女がスレ立てて早まるな!
とみんなが書き込み。笑
現代ならありえそう。。
最近ならTwitterであっという間に広まっちゃいそ

この発想ってなかなか面白かったんだけど、
最後はしっくりこないし
今ひとつ盛り上がりに欠けたかなぁ。。
そこそこ面白かった。




2014/05/01

愛に乱暴 吉田修一 ★★★



これは私の、私たちの愛のはずだった—
本当に騙したのは、妻か?夫か?
やがて、読者も騙される狂乱の純愛。
"家庭"にある闇奥。
"独り"でいる孤絶。

少しばかりコミカルなのも書くんだね。。
吉田修一は重たい話しか読んだこと無いので新鮮だった。

話の展開も早く、ダメな夫の話かと思いきや、後半には、あれ?
ほーほーほーナルホドねぇ。。
それでも毎度思うのだが、
この作家さん、最後の終わり方がいっつも消化不良おこさせるんだよなぁ
今回も、ん〜この終わり方かあ。。








2014/04/25

虚像の道化師 ガリレオ 7 東野圭吾 ★★★


指一本触れずに転落死させる術、
他人には聴こえない囁き、
女優が仕組んだ罠…
刑事はさらに不可解な謎を抱え、
あの研究室のドアを叩く。

ガリレオシリーズは安定の面白さだけど、
これも短編集。
サラリと読むには持ってこいかな。。




2014/04/12

おとこのるつぼ 群ようこ ★★☆


男の人って、どうしてこんなにアホで、抜けてて、かわいいんだろう?
臭いのする人、むやみにプライドが高い人、挨拶みたいに口説く人。
その情けない姿にため息をつきたくなるけれど、
通りすがりの青年の優しさに「まあいいか」なんて許してしまう。
世の男どもに一言物申したい方も、
いやいやもう男は諦めたという方も。
読めば笑って腹を立て、なのに後味すっきりの、あざやか軽やかエッセイ集


正直エッセイに関してはいつもにも増して更に辛口。

面白かったけど、
おぉー!!目から鱗!
的な語りは見受けられず、想定内な事例が多く、
あっさりしてたかなぁ。。

もっと踏み込んで欲しかったが、
著者は独身で同棲もしたことが無いらしく、
周りの女性からリサーチしていたようで、
実際体験している女性のが生々しい体験談を語れそう。。




2014/04/03

炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 ★★★☆






















自分の身体で糖質制限を試し、効果や危険のなさを確かめた著者は、
糖尿病の糖質制限治療の第一人者である江部康二氏と親交を深めながら、
栄養素としての糖質の性質や、カロリーという概念やその算出法のいいかげんさ、
そしてブドウ糖からみえてくる生命の諸相や進化などについて独自の考察や研究を開始。
本書では、糖質からみた農耕の起源についても新説を展開、
穀物栽培により繁栄への道を得た人類が、穀物により滅亡への道をたどりつつあることも指摘する。
著者のHPに日々寄せられる、多くの糖質セイゲニストからの体験談の一端も紹介。
糖質を切り口に様々なことを考える。


タイトルに惹かれ購入。

コレ読むと、炭水化物は悪だ。

冒頭、糖質制限ダイエットの話しから始まり
人類は本来肉食なのになぜこれほどまでに
穀物依存してしまったのか、そもそもの起源などタイトルからは想像できないほどの
スケールで描かれていた。

まぁ我が家は幸い炭水化物なくては生きていけないってほどでもなく
もともとふたりともお酒を嗜むので夕飯は自然と炭水化物抜きだったりすが
厳密には餃子やシュウマイの皮とか、ピザとかもそうだし、
結局炭水化物ても糖質なんだよね。完璧には制限出来てないのが事実。
それでも1日3食きっちり炭水化物ってる人よりかは断然少ない。

そうそう人類はもともと2食だったらしく、3食になったのってホント最近なんだって~
それにここまで白米食べるって習慣もつい最近だったから
だから肥満も増えてるのかも。

少し前にTVでアメリカが肥満大国になった最大の理由は炭水化物の摂りすぎってのを聞き、
まさにこの本に書いてあった通りだったわ。

炭水化物を嗜好品とまで言ってたし。。
周りでパンや麺類、ごはんが大好きってひとも少なく無いってのは依存してるのかもね~
グルテン依存症ってのもあるし。


本来は糖質や穀物のハナシの本なんだが、ワタクシがすごーく気にかかった一節が

500万年間殆ど変化なかったヒト属は5万年ほど前に突如として
「新しものを生み出す創造主たる脳」を手に入れたらしい。
突如ラスコーに壁画描いたり、死者を丁寧に葬ったり、
衣類と糸と針使い防寒衣服を身にまとったり。。
それって人類の祖先はやっぱ宇宙から来たってことでない?と
本文と全く関係ないところに引っかかったのであーる。






2014/02/17

さよなら渓谷 吉田修一 ★★★☆



























緑豊かな桂川渓谷で起こった、幼児殺害事件。
実母の立花里美が容疑者に浮かぶや、全国の好奇の視線が、人気ない市営住宅に注がれた。
そんな中、現場取材を続ける週刊誌記者の渡辺は、里美の隣家に妻とふたりで暮らす尾崎俊介に、
集団レイプの加害者の過去があることをつかみ、事件は新たな闇へと開かれた。
呪わしい過去が結んだ男女の罪と償いを通して、極限の愛を問う渾身の傑作長編。


以前、映画を先に鑑賞していたが、映画はいまひとつ脚本に納得がいかなく
原作本を読んでみた。

これなら納得。

このあり得ない奇妙な夫婦。しかし原作ではどうしてこのような極限の愛になったのかが
はっきりと理解出来た。

映画を先に観ていると映像の先入観が抜け切れなかったりすることが多々あるが、
この小説を読んでいても演者たちは出てこなかった。

わたしの中で別のふたりが現れ、そして哀しくて切ない想いが伝わった。



こうなると、映画の脚本が残念。

役者はピッタリだったのに。。。

個人的な意見だがわたしが残しておいてほしい台詞がカットされ、追加された場面が多い。

これも感性によっては映画のほうが良いって人もいるのだろうが、

わたし的には小説のが断然面白かった。というよりふたりの想いが伝わったな。








2014/01/27

夢を売る男 百田尚樹 ★★★☆





















敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。
自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、
スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、
ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦・・・。
牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは――。
現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。


「太宰の再来」とか

「もう一度言います。あなたは本当に天才だ」とか

そんなこと言われちゃったら調子に乗っちゃうよね、人間て。
そんな言葉を真に受けて、自意識過剰な人間が
まんまと騙されて?高額な金額で自費出版しちゃうお話し。

いやぁ~これ読んどいて良かった~
ワタクシだってもしかしたらそんなひとりになりかねないね~笑

それでも夢を買ってると思えば高くないのかなぁ。。
現実本が出来てるわけだし。いやでもワタクシはおカネは出さない出せない。いや無い。

ブログやSNSをやってるのは日本人が物凄く多いらしく、
それって自己顕示欲が強いってことなんだよね。
そういう人が騙されやすいんだってよ。気をつけよ

現実の世界ではなれないが、SNSでは主役になれるってのも勘違いさせてるって
心理学のセンセイも言ってたな

確かに近年、SNSで簡単に出来るってのも手伝ってか
私を見て!私にかまって!!って人を多く見かけるようになった。(自分も含め)
そんなひとたちがカモになって近年の大量小説出版につながってるのかも知れない。
売れないのに毎日200冊もの新刊が出てるらしい。

作家センセイのこともばっさり斬ってくれてて爽快。純文学批判とか笑える


コレ読むと人間て恥ずかしいなぁちょっとワタクシも改めないといけないなと
気づかせてくれた作品。
こんな書評してるワタクシも結局自己顕示欲強め?ww







2013/10/31

禁断の魔術 東野圭吾 ★★★

















『虚像の道化師 ガリレオ7』を書き終えた時点で、
今後ガリレオの短編を書くことはもうない、
ラストを飾るにふさわしい出来映えだ、
と思っていた著者が、
「小説の神様というやつは、私が想像していた以上に気まぐれのようです。
そのことをたっぷりと思い知らされた結果が、『禁断の魔術』ということになります」
と語る最新刊。
「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」の4編収録。ガリレオ短編の最高峰登場。




実はコレ、ガリレオシリーズの8。でワタクシまだ7を読んでないのだ。

先に読んでしまったけど短編集だし問題ないか。

相変わらず面白かったが、何度もいっているがワタクシ圭吾たんは長編のが好きだ

ガリレオなら容疑者X。。が一番好きだし、

今回最後の「猛射つ」というお話が一番好きだが

これもも少し長いお話で一冊で書き下ろしてくれたら

それはそれでまた違った趣の小説だったろうな~

湯川の教え子が湯川から伝授された装置で人を殺める。。なんてコレはかなり話し膨らむしー!

だだし、もうガリレオシリーズは湯川☞福山 内海☞柴崎 草薙☞北村(品川でなく)
が映像で脳にインプットされてしまってるので
読んでてたまに顔が浮かんできたりするのは残念なんだが。。
それでもたまにしか浮かばないってのは良かった~小説先ってのが良かったんだろうな



ま、結局面白いんで毎回あっという間に読破できちゃうんだけどね








frenchbulldog plaza

2013/10/02

ロスジェネの逆襲 池井戸潤 ★★★★☆





















ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。
そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。
アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。
ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。
責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た―。



半沢直樹シリーズの第3弾。
ドラマのつづきがこのお話。

おーもーしーろーかったーよー!!!!
もうね、早くもコレのキャストが誰だろうといろいろ妄想してみたりして。。。うふ

半沢直樹みたいなタイプは銀行マンより証券マンのが似合うと思うんだけどなぁ。。
コレ読むとつくづく思うわぁお話も銀行の融資課より証券のがいろんなネタありそうだし。
今回もあり得ない程の窮地に追い込まれるが果たして。。

そしてこのストーリーだと場合によっては映画化かもしれないなぁ
どちらにしても早く映像化しないかなぁ~



池井戸潤は企業モノがお得意なのかしらね。下町ロケットも以前読んでてかなり面白かったよ。








2013/09/06

たくらむ技術 加地倫三 ★★★★

BLiNc!


お笑って本当奥深い

ただ単に面白い人を沢山集めてるだけでは
面白い番組は出来ないってことだ。


泣かすより笑わすのが難しいって昔から聞くけど
これほどまで大変な編集の賜物として自分は大笑いしてるんだな



わたしは子どもの頃お笑になりたかったという只ならぬ夢を持っていた
ちょうどこの加地さんと同年代で観てきたものも似通っていそうだ
製作側っての気付かなかったなぁ。。
単純に漫才師と考えていたw
(小学生のころだけど)


自己啓発本の類は読まないのだが
加地さんの書いた本なら読んでみようと一念発起
これは為になる(今更?!w)
いや、お笑だけでなくて社会や職場においても。



アメトーク、ロンハー好きなら
違う目線で番組を鑑賞でき感心させられるかも
という本でした。








2013/08/23

沈黙の町で 奥田英朗 ★★★★


中学二年生の名倉祐一が部室の屋上から転落し、死亡した。
屋上には五人の足跡が残されていた。
事故か?自殺か?それとも…。
やがて祐一がいじめを受けていたことが明らかになり、
同級生二人が逮捕、二人が補導される。
閑静な地方都市で起きた一人の中学生の死をめぐり、
静かな波紋がひろがっていく。
被害者家族や加害者とされる少年とその親、学校、
警察などさまざまな視点から描き出される。






いじめが奥深いってことをかなりリアルに描かれている作品
ただ弱い、身体が小さい、何も言えない子どもがいじめに合うのだと
錯覚している大人はすくなくない。

しかしふたを開けると実に昔からいじめに合っている子どもは
空気が読めない人種が多いのではないか


小学生くらいまでは意地悪とか乱暴とか嘘とかつく子はいたが
それは無垢だったころであり
大人に責任を問われる中学生くらいになると自分たちの世間を持ち、
同時に信用が必要になる。
そんな大人になりかけの時期に卑怯な子はいじめの対象になりかねない



いじめにあっていた少年に対して同情など湧くことも無く
むしろイラッとするくらいであった。



実際問題現実にどんないじめがあるのかは知らないが
少なからずわたしが中学生のころいじめられてた子は
やはり空気が読めず相手の気持ちがわからない子ばかりであった。

そんな空気が読めない人間に作り上げられてしまったのだから
同情もしてしまうが、自分がKYって分からないのも更に可哀想なんだよね




そして残念なのがえ?!なにこの終わり方?
ってくらい不自然な終わり方であったこと。

どうも朝日新聞に連載されていたようで連載のさなか
丁度いじめで自殺した事件があり
打ち切りになったとのことでした。
真相はいかに。。

また続きが出るのを待ちましょう









2013/07/28

本日より手作り食に移行し始める




ちょうど一週間くらい前に耳を掻いてるようなしぐさが始まり

4,5日前頃にスゴイ耳垢。といっても結構茶色で当初、血の塊かと思ったほど。

2度ほど耳かきしたがまだ残っており心配になり

気にならない程度なのだが微妙にお腹もピンクプツプツも出来ているので

皮膚疾患で有名な病院に行ってきた。



耳は油脂の多い耳垢だそうでおうちで掃除すればよいとのこと

全身くまなく検診してくれ、指舐めてますね~っとバレバレ。

お腹のピンクも気にならない程度だけど、

耳垢やプツプツ、指を舐めるってのはフードが合わないことが多いとか

今まで大丈夫でも歳を重ねると合わなくなることもあるらしい。

先生の診断は

手作りが一番ですよと。

他は問題ないのだから手作りご飯で、病院なんて来ないのが一番!

良く吐くってのも消化の問題もありフードが合わない可能性もあるかもしれない

頑張ってみてください。と

ココも薬の押し売りせず、しかも耳もその場で洗浄、お薬してくれただけ

お薬処方も無し。

薬に頼らず免疫で治すようにするというのは

かかりつけの病院と同じ。


まずは本日より、手作り食に移行。でもフードがあと少しだけあるので

炭水化物分をフードで補い徐々に完全手作りにする。

本日の夜ごはんガツガツ食べてた。。やっぱり美味しいんだね。


ふと、周りを見渡すとお友達のフレンチや知り合いフレンチ、

ブリさんより先輩のみんなって手作り食が多かったのだ!!

ブリさんがパピーの頃に買った手作りレシピ本こんなにあるので

頑張るゾー!!!

ブリさん美味しいモノ沢山作るからね~❤










2013/07/24

「余命3カ月」のウソ 近藤誠 ★★★★


余命宣告の多くは、患者を治療に追い込むための〝脅し〟だった!

歩いて通院できるほど体力のある人間が、ある日突然
「余命3ヵ月」と診断され、
手術や抗がん剤治療の挙句、
本当にあっけなくしんでしまう――
このような悲劇を身の周りでも見聞きされていないだろうか。
実は、余命宣告の多くはいいかげんである。
治療が命綱の医者にとって、余命は短く言うほど「うまみ」が増すのだ。
余命を告知される病気としては、圧倒的に「がん」が多い。
がんの本質に迫り、余命宣告のウソを暴くことで、患者本位の治療を提言する。



書店で平置きされており、帯の文句が気になりパラパラめくると
なんか気になるー!と購入したのだが
日本のがん医療を根底から覆すようなことばかり
目から鱗。



中村勘三郎が入院前日までゴルフしビール呑んでいたのを
ドキュメンタリーで見ていたワタシですら
あっという間に亡くなったのには驚いてたところ
勘三郎はギリギリまで本当にこの治療法でいいのだろうかと迷っていたらしい。
手術しなければ新歌舞伎座のこけら落としの舞台立てたのかもな。。。

世の中のがんと言われている大多数が
「がんもどき」
だという。

本当のがんは今の医療ではやはり治せないらしい。
しかしがんと上手く付き合っていけばいいのだ。
がんはさほど痛くはないらしい
がんと闘うのでなくどう生きるか
緩和ケアのが大事

痛かったり、後遺症、合併症、副作用全てがん治療のことだったのだ

抗がん剤の毒性、がん検診の無意味、抗がん剤はもうかる、
外科医はやっぱり切りたがり、実は原発事故より怖い医療被曝。

このセンセイは30年以上血液検査もしていないらしい

勿論全てを鵜呑みにするわけではないが
実にワタシが勝手に思っていたこととこのセンセイが書いてることが
似ていたのだ。

もともとがん検診に懐疑的であり
乳がんは誤診が多いとも聞いたことあったので
乳がん検診など一度も診けたことないワタシ。
乳がんがんもどきが多いらしいよ

これを読むと健康診断すら行きたくなくなるかも。。


医療は宗教や教育と同じ恫喝産業と言い放つあたり
このセンセイ医療界の異端児なのだろうな



この人の他の著書も気になってきた









2013/07/11

噂の女 奥田英朗 ★★★☆


美幸って、知っとる? 
この町のどこか夜ごと語られるは彼女にまつわる黒い噂──。
町で評判のちょっと艶っぽいイイ女。
雀荘のバイトでオヤジをコロがし、年の差婚をしたかと思えば、料理教室で姐御肌。
ダンナの保険金を手に入れたら、あっという間に高級クラブの売れっ子ママに。
キナ臭い話は数知れず、泣いた男も星の数――。美幸って、いったい何者?



糸井美幸って名前はもう忘れないかもしれないな。
アニータよりもある意味スゴイ
ユーモア小説であり尚且つ
連続殺人もほのめかしーの。
若干25歳前後の小娘が
肉感的な身体とオトコが喜びそうな立ち居振る舞いで
社長の愛人繰り返し、気づけば県会議員の愛人に
裏金ごっそりいただき蒸発。
ここまでくると平凡な毎日しか送れない女子が羨むほどの爽快感
残念なのが終わり方が気になる。。続編考えてるのかな?

お堅い読み物でなくてワタシは結構好き