2011/07/09

サクリファイス ★★★★




ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。


勝つことを義務づけられた〈エース〉と、
それをサポートする〈アシスト〉が、
冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。
初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。
それは、単なる事故のはずだった――。
二転三転する〈真相〉、リフレインの度に重きを増すテーマ、押し寄せる感動!!
 
 
 
 
 
ロードレースがこんなに過酷なスポーツだったとは・・・
ツール・ト・゙フランス。名前だけは聞いたことがある。
ただ単にチゃリでの競技だと勘違いしていた。
 
この物語は、ツールドフランスを描いたものでではなく、
ロードレースというものはこういうものだ、
と競技と精神面からの描写が上手に描かれており
あっという間に読める。
 
 
ロードレースはひとりの競技ではない。
ロードレースは戦略がすべてだ。戦略次第で力の劣る選手だって勝利出来る。
自分が優勝することだけがすべてな競技でもない。
ミステリーも少しあり、感動もあり(ホロっとした)
ロードレース素人なワタシでもグイグイ引き込まれ、
なんだかレースが見たい気持ちにかられた。

この作品の続編のようなものが今出ているみたい。
読まなきゃ!!


kenzyさんアリガトー!!本当に面白い作品でした!!


サクリファイス 近藤史恵






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2 件のコメント:

  1. うちのダンナが興味ありそうです、コレ。
    ツール・ド・フランス大好きだから(笑)

    何も知らないと面白くないけど、裏側がわかると大変面白いようですね~。

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  2. B.Bさん、
    多分好きだと思いますw
    さらりと読める簡単なお話ですが、
    ロードレースを全く知らないわたしでも興味が湧きました!
    裏側わかると大変面白いかもですね~
    ツールドフランス観たくなりましたもん!!

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