2012/11/03

舟を編む 三浦しをん  ★★★☆


玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、
新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。
個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。
果たして『大渡海』は完成するのか──。
言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説。



辞書を大切に扱わないと
そんな気持ちにさせる小説。

子供の頃何故か辞書を読んでいた時期があった。
でも
内容を理解している訳でもなく読むことが好きだったので
そこに辞書があったから読んでいたのだろうかなと
今になって分析。


これほどまで長い年月と人員を要して作り上げた辞書があの価格ってのは
安すぎるのでは?
辞書が完成しその後も改訂版の作業があり終わりが無い。
一番大きな辞書だと改訂に24年費やしたという話もある
その間に言葉も変化しまくりだろうに

辞書に人生を捧げる人たちのお話だが
そこまで打ち込めるものに出会えるって、ある意味幸せな気がした



しかしながら現代は辞書が無くてもwebで何でも調べられてしまう世の中
辞書の需要も随分減ったのだろうな
ちょっぴり悲しい。自分も辞書を引かなくなったひとりだが。。



最後に。。映画になるらしいがキャストがイマイチだ
映画にして面白いかなぁ
ベストセラーならなんでも映画にすればいいという風潮ちょっとやめたら












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