2012/12/15

天使のナイフ 薬丸岳 ★★★★



生後五カ月の娘の目の前で妻は殺された。
だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、
罪に問われることはなかった。
四年後、犯人の一人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。
「殺してやりたかった。でも俺は殺してない」。
裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、
第51回江戸川乱歩賞受賞作



やっぱ江戸川乱歩賞が面白い。
ワタシに限ってかもだがミステリー好きだから
芥川賞よりはこっち贔屓


「刑法四十一条には十四歳未満に満たない者の行為は、罰しない、とある」

人を殺めても逮捕はされない。逮捕ではなく補導。
捕まったのは十三歳の中学生だから


被害者側は愛する人を殺されたという事実だけなら
相手が子供であろうが大人であろうが関係ない
しかし
2001年までは罪を犯した少年たちの
プライバシーは頑なに守られ、
事件の詳細や少年たちの名前プロフィールを知ることができなかったらしい。


罪を犯した少年の贖罪って本当はなんなのだろう
更生することでホントに贖罪になるんだろうか
そこが焦点になっておりかなり惹きつけられた




あっという間に読破できる作品なのでオススメ
辛口の苦言を呈すならば
ん~~~~ちょーっと殺人犯が狭い範囲に多すぎw




薬丸岳。かなり読みやすく他の作品も読む予定





【ゲボ記録】
昨日トータル2+(1)

水・・・1
夜水・・・1
ちょびっとフード・・・(1)








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