無実の死刑囚を救い出すために与えられた期限は三カ月、
報酬は一千万円だった。
不可能とも思える仕事を引き受けた二人の男に待ち受けていた運命とは――
手に汗握る展開と、胸を打つ驚愕の結末。
現代社会の罪と罰を問い、
圧倒的なサスペンスで読書界を震撼させた江戸川乱歩賞受賞作。
江戸川乱歩賞最高傑作と謳われていた作品。
面白かった
兎に角一気に読めた。そして
現代社会の法についてかなり考えさせられた。
死刑囚になるボーダーライン
死刑囚の心情
死刑執行側の苦悩
なかなか触れられない部分がかなりリアルに表現されてて
死刑執行場面など目に浮かぶよう
裁判とは正義が勝つとは限らない。
全て運が良ければ殺人を犯してても無罪にだってなる
だから逆の冤罪だってあるんだ
驚いたのが裁判中に被告人に改悛の情というものがあるかないか
反省し悔い改めてる態度、涙を流して反省してるととれれば罪は軽くなるらしい。
なんか変なの。
そんなの演技が上手い女優だったらかなり有利だよ
男の裁判官は美人には甘いともあった。
結局人間なんて平等には扱えない生き物なんだよね
物語は冤罪を晴らすというハナシだけでなく
二人の男の殺人にまつわる運命も興味を引く
全く内容は書いてないので是非読んでもらいたい
人を殺すって悪いことなのだけど
読了後やりきれない気持ちでいっぱいになった
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